ハゲと美容師と私。

なぜ私は高校を卒業したあの日から髪を染めはじめたのだろうか?と最近になって悔やんでいる。

 

 

 

一度染め始めたら一巻の終わり、プリンを気にして永遠に髪を染め続けるループが始まる。

 

 

 

美容室で何時間も頭に得体の知れない物体を塗りたくられ水浸しにされる拷問のような一時が月に1度やってくるのだ。

 

 

 

そんでもってお金もかかる。私が女性の平均年齢の86歳まで生きて死ぬまで髪を染め続けたとして、私が行ってる美容室のカラー代だとあとこれくらい払い続ける計算になる。

 

 

 

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割といい車が買えてしまう。髪を染めるという行為の馬鹿らしさに拍車がかかってきたな。

 

 

 

黒髪だった時の自分を見れば、「黒髪の私悪くないな!よし戻そう!」という気持ちになると思って過去の写真を見てみた。

 

 

 

 

ところが、元々多い毛量が黒になる事によって更に濃さを増してヘルメットを被っているような自分がそこには居た。土木作業員に間違われても文句が言えない風貌である。

 

 

 

 

致し方ないがこれからも土木作業員に間違われない為に髪を染め続ける必要があるなと思い知った。

 

 

 

そんな訳で今月もアホみたいな顔して美容室に。

 

 

 

髪に得体の知れない物体を塗りたくられている最中にiPhone電子書籍を読んでいたら美容師に「何読んでるんですか^^?」と尋ねられた。

 

 

 

「あっ、えっと、前に読んだのをもう一度読んでて…」と、質問に対して少し的を外した答えをするしかなかった。

 

 

 

 

なぜなら本のタイトルをそのまま伝えるのが億劫だった。「夫のちんぽが入らない」というタイトルだったからである。

 

 

 

読んでいてとても面白い本だったのでもし友人に尋ねられていたら「この本面白いよ」と勧めて会話を広げられた可能性があるが、美容室で声高々に「ちんぽ」という単語を放つにはあまりにも私の女子力が高すぎた。

 

 

 

 

そんな答え方をしてしまったので『私に深く立ち入ろうとするんじゃねえ』と思ってると思われたのかもしれない。それ以上本に関しては何も聞いてこなかった。

 

 

 

 

その後、髪を洗い流して美容師がカットを始めたのだが一瞬手が止まったのを私は見逃さなかった。

 

 

 

私は時々10円ハゲが出来るのだが、美容師はその10円ハゲが回復して4cm程伸びたところを見つけて一瞬止まったのだ。

 

 

 

そこだけ短くて朝起きたらぴょっこりとハネてしまっているので、そのぴょっこりを沈める為に毎朝それなりの時間を削られる。

 

 

 

そして美容師は私のぴょっこりを摘んだ。

 

 

美容室「・・・・・」

私「・・・・・」

 

 

沈黙が流れた。

 

 

 

 

それから美容師がどうしたかというと、先程私が図らずも放ってしまった『私に深く立ち入ろうとするんじゃねえ』オーラを思い出したのか、すぐにそのひょっこりを手から離して見なかった事にした。

 

 

 

 

 

き、気まず〜〜〜そこは逆に触れて〜〜〜〜〜

 

 

 

「ちんぽ」には触れられたくないが「ハゲ」には触れられたいという絶妙な乙女心は理解されなかった。

 

 

 

そして私は美容室をあとにしたのだった。

 

 

では。